3月19日(土) |
「夏目漱石とは何者なのか」
講師 渡邉 澄子さん(大東文化大学名誉教授)
平岡 敏夫さん(筑波大学名誉教授)
今年は漱石没後100年。漱石ブームが続いていますが、今なぜ漱石なのか、あらためて漱石研究の第一人者をお招きして語っていただきました。
平岡敏夫さんは近代文学史研究の深い造詣からの漱石論を、一方渡邉澄子さんはジェンダーの視点から漱石文学に切り込んで語られました。
異なった視点から漱石文学の姿が見えてきました。
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4月23日(土) |
第6回 文学散歩「日本橋界隈を歩く」 (第二回目)
案内人 大和田 茂さん (法政大学 非常勤講師)
文学散歩も6回目、今回も昨年10月に引き続き江戸から明治、大正の文化・経済の中心だった日本橋界隈を訪ねました。
小伝馬町駅⇒十思公園・伝馬町牢屋敷跡・延命地蔵菩薩像・大安楽寺・見延山別院⇒三州屋跡「パンの会」の会場⇒通油町・長谷川時雨生家跡・大門通り⇒
人形町・史跡玄冶店跡碑・甘酒横丁⇒浜町河岸・勧進帳の弁慶像・島村藤村住居跡・鏑木清方住居跡⇒浜町公園(熊本藩下屋敷跡)・清正寺⇒明治座⇒
新大橋・関東大震災避難記念碑⇒水天宮(解散)
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6月25日(土) 第15回 望月百合子忌 |
「沖縄−戦後史から問う」
パネリスト
鹿野政直さん(歴史学者)
堀場清子さん(詩人・女性史研究家)
新垣 毅さん(琉球新報 編集委員)
コーディネーター
鎌田 慧さん(ルポライター)
沖縄が揺れている。辺野古の豊かな海を埋め立て、やんぱるの森・高江の自然を破壊する米軍基地新設への抗議、抵抗が激しさを増している。第15回望月百合子忌はこの沖縄がテーマ。民意をないがしろにする政治とは何か。民主主義を土台から問うシンポジウムになった。
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9月17日(土) |
「占領下の女性解放制作 メアリ・ビーアドの果たした役割」
講師 上村千賀子さん(群馬大学名誉教授)
アメリカの女性史家のメアリ・ビーアド(1876〜1958)は占領期の日本の民主化に大きく関わっていました。以下の項目についてお話をいただきました。
・女性の視点から歴史を再構築
・ビーアドと日本
・占領下の女性政策への貢献
・「日本女性史」の刊行
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11月19日(土) |
アウシュビッツからの伝言−「聞いてしまったから伝えるのが義務」
講師 野村 路子さん(作家)
初めてテレジンという場所を知った時のことを中心にお話をされました。
私(野村さん)は研究者でも専門家でもない。その私がここで語ることの意味があるとすれば、実際にそこで生きた人たちの話を聞いていること、
そこで生活をしなければならなかった人たちの、本当は語りたくもない、思い出すのもいやだという、それでも口を開いて語ってくださったその言葉を、
なるべく修飾しないで皆様にお伝えすることが、私の役割と思っているとのことでした。
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11月26日(土) |
第7回 文学散歩「浅草」
案内人 大和田 茂さん(法政大学非常勤講師)
文学散歩も7回目、今回は三ノ輪橋から浅草寺までの文学散歩と旧新吉原跡地を訪ねました。
参加者 20名 約4時間
三ノ輪駅⇒円通寺(寛永寺黒門と彰義隊の墓ほか)⇒投込寺(浄閑寺、永井荷風詩碑「偏奇館吟草」中の「震災」、新吉原供養塔=花又花酔の川柳碑ほか)
⇒目黄不動堂⇒台東区立一葉記念館⇒一葉旧居跡(旧龍泉寺町)⇒お歯黒どぶ跡⇒見返り柳・新吉原大門跡⇒旧新吉原内 ⇒吉原神社⇒吉原弁財天⇒鷲(おおとり)神社⇒浅草警察署・冨士小学校(川端康成「浅草紅団」ゆかり)
⇒浅草見番⇒宮戸座跡碑(沢村貞子ゆかり)・芭蕉句碑「象潟や雨に西施がねぶの花」⇒八代目団十郎「暫」像⇒浅草寺境内(解散)
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12月17日(土) |
「連句で遊ぼう! 年の暮れ」
進行・お世話役は連句歴30年の当研究所理事の田島正夫さん
五七五に七七を付けてみんなで完成させる形式で、初めての人も田島正夫さんの指導よろしく半歌仙(十八句)を巻きあげました。
先日、講座の講師を務めてくださった野村路子さんも参加、助言いただきました。
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